捨ててしまう人も多い、宝くじのハズレ券。
でも実は、フリマアプリやオークションサイトで出品されているケースも少なくありません。
ハズレ券には意外な需要があり、毎年9月2日に行われる「宝くじの日・お楽しみ抽せん」に応募するための券として使えたり、コレクションや研究、ハンドメイド素材として欲しがる人がいるんです。
とはいえ注意点もあります。
抽選前の宝くじや当選券を売るのは刑法187条に触れる可能性があり、違法となるリスクがあります。
また、メルカリの利用規約の判断によって削除されることもあるため、出品する際には十分に理解しておく必要があります。
読み終えるころには、宝くじのハズレ券の正しい活用方法が見えてくるかも。
宝くじのハズレ券はメルカリで売れる?
出品は規約違反になるのか?
宝くじのハズレ券はメルカリで出品できます。
ハズレ券はすでに抽選が終わっているため金銭的な価値はなく、賞金の受け取りにも使えません。
そのため、メルカリの「換金性のあるチケット類は禁止」というルールには抵触しないと考えられています。
むしろハズレ券には「宝くじの日・お楽しみ抽せん」の応募券という役割があります。
毎年9月2日に実施される再抽選では現金ではなく生活用品や商品券などの賞品が当たる仕組み。
そのため、応募用としてまとめ買いしたい人に需要があり、出品されているケースがあります。
実際にメルカリやヤフーオークションでは「スクラッチのハズレ券◯枚セット」などが販売されており、取引が成立しています。
出品文に「再抽選用」などと明記されていることも多く、収集や応募目的で購入する人が一定数いるのが現実です。
過去の削除例や注意点
一方で注意しなければならないのは、どんな宝くじ券でも自由に売って良いわけではないという点です。
刑法第187条では「富くじ(宝くじ)を授受した者は20万円以下の罰金または科料に処する」と規定されています。
これは、抽選がまだ行われていない宝くじや当選している宝くじを売買すると「富くじ授受罪」にあたり、出品者も購入者も罰せられる可能性があるということです。
過去には当選くじや未抽選のくじをネットで売買して摘発された例も報じられており、実際に違法行為として扱われています。
なので、「抽選後のハズレ券」以外は絶対に出品してはいけません。
また、メルカリの運営判断で削除されるケースもゼロではありません。
特に「当選している可能性がある」と誤解される表現をしていると、監視対象になるリスクがあります。
安全に出品するためには「抽選済みのハズレ券であること」をはっきり書いておくことが大切です。
要するに、宝くじのハズレ券そのものは販売可能ですが、抽選前のくじや当選券を売るのは法律違反。
さらに、表現の仕方によっては削除されることもあるため、出品時には注意が必要です。
なぜハズレ券が売れるのか
お楽しみ抽せん(宝くじの日)に必要だから
ハズレ券がメルカリで売れる一番の理由は「宝くじの日・お楽しみ抽せん」に応募できるからです。
この抽選は毎年9月2日に行われ、過去1年間に購入した宝くじのハズレ券を使って応募すると、家電や日用品、ギフトカードなどの賞品が当たるチャンスがあります。
「現金は当たらないけど、生活に役立つ物がもらえるなら欲しい」という人が多く、特に大量のハズレ券を持っていない人にとっては、まとめて購入できるのは便利なんですね。
実際、フリマアプリには「お楽しみ抽せん用にどうぞ」と書かれた出品が並び、一定の需要があります。
抽選に応募する目的が明確なので、ハズレ券であっても買い手がつくわけです。
コレクション・研究目的で欲しい人がいる
もう一つの理由は「コレクションや研究対象」としてのニーズです。
宝くじには年ごとにデザインが変わるものや、記念イベントに合わせた限定図柄があります。
こうした券面を集めたい人にとっては、ハズレかどうかは関係なく「形として残したい」価値があるんです。
また、統計や番号の並びを研究する人が「解析用に欲しい」と買うケースもあります。
特にロトやナンバーズのハズレ券は、数字の組み合わせをチェックするために利用されることもあるようです。
「歴代のジャンボ宝くじの券面をアルバムにしている」というコレクターの声もあり、そうした人たちがフリマでハズレ券を探していることが分かります。
宝くじを「当たるかどうか」ではなく「残す・調べる」という観点で価値を見出す人がいるため、ハズレ券でも売れるわけです。
ハンドメイドや工作の材料としての需要
さらに意外と多いのが「素材として欲しい」という需要です。
カラフルな図柄や独特の質感がある宝くじ券は、ハンドメイド作品や工作に使いやすい紙素材として注目されています。
例えば、スクラップブックやコラージュの背景に貼ったり、小物入れやブックカバーの装飾に利用するケースがあります。
特に海外の人からすると「日本独自のデザイン紙」として面白がられることもあるんです。
実際にメルカリの商品説明でも「ハンドメイド用の素材」と書かれている出品を見かけます。
購入者も「デザインがかわいいから集めている」といったコメントをしていることから、インテリアやアート用途としての需要は確かに存在しています。
宝くじのハズレ券は「抽せん応募」「コレクション」「素材」といった複数の使い道があるため、単なる紙切れではなくメルカリで売れる理由があるのです。
まとめ|宝くじのハズレ券は意外と需要があるが出品には注意が必要
宝くじのハズレ券は、ただの紙切れではなく「宝くじの日・お楽しみ抽せん」に応募するための券として価値があります。
さらに、コレクション目的や研究用、ハンドメイド素材としての需要もあるため、メルカリなどで実際に売れているのが現状です。
ただし、販売できるのはあくまで「抽選済みのハズレ券」に限られます。
抽選前の宝くじや当選券を売買すると、刑法187条に触れる可能性があり、出品者も購入者も処罰対象になるリスクがあります。
また、メルカリの運営判断によっては削除されることもあるため、利用規約や法律をしっかり理解しておくことが大切です。
つまり、ハズレ券は使い道次第で有効活用できる一方、誤った出品はトラブルや違反につながります。
安全に楽しみたいなら、正規の「お楽しみ抽せん」に活用するのが一番おすすめだと言えるでしょう。